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2026.5.222026.5.22
エアコンと扇風機の電気代を比較!かしこく節約するための併用術も解説

エアコンと扇風機の電気代を比較!かしこく節約するための併用術も解説

  • エアコンと扇風機の電気代比較!どっちが安い?
  • エアコンの電気代の目安
  • 扇風機の電気代の目安
  • 比較結果:扇風機の電気代は圧倒的に安い
  • DCモーターの扇風機なら電気代がさらに安くなる
  • なぜエアコンと扇風機で電気代に差が出るの?
  • エアコンは熱を移動させる仕組みだから
  • 扇風機は羽を回して風を起こすだけだから
  • エアコンと扇風機を「併用」すると電気代が下がる理由
  • 設定温度を1℃上げると約10%節電できる
  • 風が当たることで体感温度が下がる
  • 部屋全体の冷気のムラをなくせる
  • 節約効果アップ!エアコンと扇風機を併用するコツ
  • エアコンの風向きを水平にする
  • 扇風機をエアコンの下に置いて上向きに回す
  • 扇風機をエアコンの対角線上に置く
  • 併用は扇風機だけではない!?サーキュレーターとの比較を解説
  • 扇風機は人に直接風を当てて涼むもの
  • サーキュレーターは空気を循環させるもの
  • 部屋全体を冷やすならサーキュレーターが有利
  • もっと安く!エアコンの電気代をさらに節約する方法
  • 2週間に1回フィルターを掃除する
  • 室外機は日陰にして周りに物を置かない
  • 30分程度の外出ならつけっぱなしがお得
  • 生活スタイルにあった電力会社や電力プランを見直す
  • まとめ:エアコンと扇風機の併用で賢く電気代を節約しよう

エアコンと扇風機の電気代比較!どっちが安い?

エアコンと扇風機のどちらが経済的なのか、まずは具体的な金額を知っておくことが節約の第一歩です。ここでは、それぞれを1時間使った場合の電気代の目安を算出し、その差額を分かりやすく比較していきます。結論からお伝えすると、両者の電気代には皆さんの想像以上の大きな差があります。

エアコンの電気代の目安

一般的な家庭用エアコンで冷房を使った場合、1時間あたりの電気代は約13円から20円程度が目安となります。

もちろん、お使いのエアコンの対応畳数や省エネ性能、さらにはその日の外気温によって消費電力は大きく変動します。たとえば、外が非常に暑い日に部屋を急激に冷やそうとすると、エアコンはフルパワーで稼働するため、より多くの電気を消費します。

逆に、一度部屋が涼しくなり設定温度で安定した後は、消費電力はぐっと下がります。このように、エアコンの電気代は常に一定ではなく、状況に合わせて大きく上下するという特徴を持っています。

扇風機の電気代の目安

一方で、扇風機を1時間使った場合の電気代は、わずか0.5円から1.5円程度に収まります。

風量の強弱によって多少の変動はあるものの、最大風量で長時間回し続けたとしても、家計への負担は極めて少ないのが特徴です。たとえば、1日8時間毎日扇風機を使い続けたとしても、1ヶ月の電気代は数百円程度にしかなりません。

「とりあえず涼みたい」というちょっとしたタイミングであれば、扇風機のコストパフォーマンスは非常に高いと言えます。

比較結果:扇風機の電気代は圧倒的に安い

エアコンと扇風機の電気代を比較すると、扇風機はエアコンの約20分の1から30分の1程度の電気代で済むことが分かります。具体的な数字を並べてみると、その差は歴然です。

以下の表で、エアコンと扇風機それぞれの1時間あたり、および1日(24時間)使用した際の電気代の目安を比較してみましょう。

家電の種類

1時間あたりの電気代

1日(24時間)の電気代

エアコン(冷房)

約13円〜20円

約312円〜480円

扇風機

約0.5円〜1.5円

約12円〜36円

※公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価の31円/kWh(税込)(2022年7月改定)で算出

※省エネ性能カタログ2024年版のデータをもとに算出

DCモーターの扇風機なら電気代がさらに安くなる

扇風機の中でも、搭載されているモーターの種類によってさらに電気代を抑えることができます。近年主流になりつつある「DCモーター」を搭載した扇風機は、従来の「ACモーター」よりも省エネ性能に優れています。

以下の表に、それぞれのモーターの違いをまとめました。

モーターの種類

特徴

電気代の目安(1時間)

ACモーター(交流)

従来型。価格が安く、風量調節が少ない。

約0.5円〜1.5円

DCモーター(直流)

最新型。細かな風量調節が可能で、静音性が高い。

約0.1円〜0.5円

公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価の31円/kWh(税込)(2022年7月改定)で算出

省エネ性能カタログ2024年版のデータをもとに算出

DCモーターの扇風機は本体価格がやや高めというデメリットがあります。しかし、長期的に見れば電気代の節約につながるため、新しく扇風機を買い替える際はDCモーター搭載モデルを選ぶのがおすすめです。

なぜエアコンと扇風機で電気代に差が出るの?

先ほどの比較で、エアコンと扇風機の電気代には圧倒的な差があることが分かりました。では、なぜこれほどまでに消費電力に違いが出るのでしょうか。その理由は、それぞれの家電が空間を涼しくする「仕組み」そのものにあります。内部の構造を知ることで、効果的な使い方が見えてきます。

エアコンは熱を移動させる仕組みだから

エアコンの電気代が高い一番の理由は、室内の空気を冷やすために大掛かりな「熱の移動」を行っているからです。

エアコンは、部屋の中の暖かい空気を吸い込み、冷媒と呼ばれるガスを使ってその熱を室外機へと運び出し、外へ捨てます。そして、熱を奪って冷たくなった空気を再び部屋の中へと戻すことで、室温を下げているのです。

この熱を運ぶ役割を担う「コンプレッサー(圧縮機)」という部品を動かすために、非常に大きな電力が必要になります。例えるなら、重い荷物をトラックで何度も往復して外に運び出しているような状態であり、それだけエネルギーを使うのも納得できます。

扇風機は羽を回して風を起こすだけだから

一方、扇風機の仕組みは非常にシンプルで、内蔵されたモーターの力でプロペラ状の羽を回転させ、風を前方に送り出しているだけです。

空間の熱を奪ったり、空気そのものを冷やしたりする機能は一切ありません。単にモーターを一定の速度で回し続けるだけなので、エアコンのコンプレッサーのような大きな電力は必要としないのです。

仕組みがシンプルだからこそ、本体の価格も安く、毎月のランニングコストも安く抑えられます。

エアコンと扇風機を「併用」すると電気代が下がる理由

先述の通り、電気代を抑えたいなら扇風機を使うべきだと感じるかもしれません。

しかし、猛暑日に扇風機だけで乗り切るのは現実的ではありません。そこで重要になってくるのが、エアコンと扇風機を「同時に使う」ことで、最も快適で結果的に電気代を安く抑える方法です。一見すると2つの家電を使うため電気代が高くなりそうに思えますが、しっかりとした節約のロジックがあります。

設定温度を1℃上げると約10%節電できる

エアコンの電気代を節約する上で最も効果的なのが、冷房の設定温度を上げることです。

一般的に、エアコンの冷房設定温度を1℃上げるだけで、消費電力を約10%から13%ほど削減できると言われています。しかし、ただ温度を上げただけでは「部屋が暑くて不快」という問題が発生してしまいます。

そこで扇風機の出番です。エアコンの設定温度を少し高めに設定した分、扇風機を回して涼しさを補うことで、快適さを損なわずにエアコンの大きな消費電力を削ることができます。扇風機自体の電気代はごくわずかなので、トータルで見ると大幅な節約になるのです。

出典:空調 | 無理のない省エネ節約 | 家庭向け省エネ関連情報 | 省エネポータルサイト 

風が当たることで体感温度が下がる

人間の体は、同じ室温であっても風が当たることで涼しく感じるようにできています。これを体感温度の低下と呼びます。

一般的に、風速が1m/s増えるごとに体感温度は約1℃下がるとされています。つまり、エアコンの設定温度が28℃であっても、扇風機で心地よい風を体に当てることで、実質27℃や26℃の涼しさを感じることができるのです。

無理にエアコンの温度を下げて部屋全体を冷やし切らなくても、扇風機の風をうまく使うことで個人の快適さは十分に保たれます。

部屋全体の冷気のムラをなくせる

冷たい空気は部屋の下のほうに溜まりやすく、暖かい空気は上のほうに溜まりやすいという性質があります。

そのため、エアコンだけで部屋を冷やそうとすると、足元ばかりが冷えて上半身は暑いまま、という状況になりがちです。こうなると、エアコンは「まだ部屋が冷えていない」と判断してフル稼働を続けてしまい、無駄な電気代がかかります。

扇風機を回して部屋の空気をかき混ぜることで、この温度のムラを解消できます。部屋全体の温度が均一になれば、エアコンも無駄なパワーを使わずに済み、効率よく運転できるようになります。

節約効果アップ!エアコンと扇風機を併用するコツ

エアコンと扇風機の併用が節約につながる理由はわかりましたが、ただ適当に両方のスイッチを入れれば良いというわけではありません。扇風機を「どこに置き、どの方向に向けるか」で、冷房の効率は劇的に変わります。ここでは、具体的な配置のコツをご紹介します。

エアコンの風向きを水平にする

まず大前提として、エアコン本体の風向き(ルーバー)は「上向き」または「水平」に設定しておきましょう。

冷たい空気は自然と床に向かって降りていくため、最初から風向きを下に向けてしまうと、足元にばかり冷気が溜まってしまいます。水平に向けて部屋の奥まで冷気を飛ばすことで、冷たい空気が天井付近からゆっくりと部屋全体に降り注ぐような自然な空気の流れを作ることができます。

これはリモコンのボタン一つでできる、最も簡単な効率アップの方法です。

扇風機をエアコンの下に置いて上向きに回す

部屋の空気を効率よくかき混ぜるための代表的な置き方が、エアコンの真下付近への配置です。

下に溜まりがちな冷たい空気を、扇風機の風の力で天井へ向けて持ち上げるイメージです。具体的な手順は以下の通りです。

  • エアコンを背にするように扇風機を配置する
  • 扇風機の首を上向き(天井方向)に傾ける
  • 部屋の中央に向けて風を送る

この配置にすることで、下に落ちてきた冷気が再び部屋全体に循環し、温度のムラを素早く解消することができます。

扇風機をエアコンの対角線上に置く

部屋のレイアウトや家具の配置によってエアコンの下に扇風機を置けない場合は、エアコンの対角線上に置く方法も効果的です。

エアコンから吹き出した冷気が、部屋の反対側の壁にぶつかって床に落ちてくる場所を狙います。そこに扇風機を置き、エアコン本体に向けて斜め上方向に風を送り返すようにします。

こうすることで、部屋全体に大きな空気のサイクルが生まれ、広いリビングなどでも効率よく冷気を循環させることができます。

併用は扇風機だけではない!?サーキュレーターとの比較を解説

空気を循環させると聞いて、「サーキュレーターのほうが良いのでは?」と疑問に思う方もいるでしょう。最近は量販店でも並んで売られていることが多い2つのアイテムですが、実はそれぞれ得意な役割が異なります。目的によって使い分けるのが正解です。

扇風機は人に直接風を当てて涼むもの

扇風機は、人間が直接風を浴びて涼むことを主な目的として作られています。

そのため、広範囲に柔らかく優しい風を送るような羽の構造になっています。首振り機能を使えば、家族複数人に風を届けることも簡単です。

エアコンの設定温度を高めにして、自分自身に風を当てて体感温度を下げたい場合は、扇風機を使うのが最も適しています。

サーキュレーターは空気を循環させるもの

一方でサーキュレーターは、部屋の空気を遠くまで飛ばして循環させることを目的として作られています。

扇風機のような柔らかい風ではなく、竜巻のように直進的で強い風を送り出す構造になっています。風が周囲に広がりにくいため、人に直接当てると強すぎて不快に感じることが多いです。

その代わり、エアコンの冷気を部屋の奥まで届けたり、天井付近の空気を強力にかき混ぜたりするパワーには優れています。

部屋全体を冷やすならサーキュレーターが有利

結論として、エアコンとの併用において「部屋全体を均一に冷やしたい」という目的であれば、空気をかき混ぜる力が強いサーキュレーターのほうが有利です。

一方で「自分だけが涼めればいい」「優しい風に当たりたい」という場合は扇風機が適しています。もしすでに扇風機を持っているなら、わざわざサーキュレーターを買い足さなくても、扇風機を上向きにして首振りを止めることで、ある程度似たような効果を得ることができます。

ご自宅の環境や、手持ちの家電に合わせて使い分けてみてください。

もっと安く!エアコンの電気代をさらに節約する方法

エアコンと扇風機の併用に加えて、エアコン自体の運転効率を高めることや生活スタイルに合った電気プランへの見直しも忘れてはいけません。日々のちょっとしたメンテナンスや生活全体を見直すだけで、無駄な電力消費を抑え、さらに電気代を安くすることができます。

2週間に1回フィルターを掃除する

エアコンの節約術として最も基本的かつ効果が高いのが、定期的なフィルター掃除です。

フィルターにホコリが詰まっていると、エアコンは空気を吸い込むために余計なパワーを使わなければならず、消費電力が大きく跳ね上がります。資源エネルギー庁のデータによれば、2週間に1回の頻度でフィルターを水洗い、または掃除機で吸い取るだけで、年間31.95kWhの節電効果があるとされています。

「最近エアコンの効きが悪いな」と感じたら、まずはフィルターの汚れを疑ってみましょう。

室外機は日陰にして周りに物を置かない

室内機だけでなく、外にある「室外機」の環境を整えることも非常に重要です。

室外機は、部屋の中の熱を外に捨てるという重要な役割を担っています。室外機の周りに植木鉢やダンボールなどの障害物があると、捨てた熱がこもってしまい、冷却効率が極端に落ちてしまいます。

以下のポイントをチェックして、室外機の働きをサポートしましょう。

  • 室外機の吹き出し口の前に物を置かない
  • 直射日光が当たる場合は、専用の日よけカバーやすだれを設置する
  • 室外機周辺の雑草を定期的に抜いて風通しを良くする

出典:空調 | 無理のない省エネ節約 | 家庭向け省エネ関連情報 | 省エネポータルサイト

30分程度の外出ならつけっぱなしがお得

「少しでも電気代を浮かせたい」と、スーパーへの買い物など短い外出のたびにエアコンの電源をこまめに切っている方は要注意です。

エアコンは、電源を入れてから部屋が設定温度に下がるまでの間(立ち上がり時)に最も多くの電力を消費します。そのため、30分程度の短い外出であれば、電源を切らずにつけっぱなしにしておいたほうが、再起動時の大きな電力消費を避けられるため結果的に安く済むことが多いのです。

もちろん、数時間家を空ける場合は切ったほうが良いですが、状況に合わせてオンオフの頻度を見極めることが大切です。

生活スタイルにあった電力会社や電力プランを見直す

そもそもの電気代の基本料金や電力量料金(電気代の単価)が高く設定されている場合、エアコンや扇風機などの節約を考える前に電力会社や料金プランの見直しをすることで、効率的に電気代を引き下げることができます。

日々の小さな積み重ねに加え、住環境に合わせた契約内容やプランの最適化が、無理のない固定費削減につながる可能性があります。

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まとめ:エアコンと扇風機の併用で賢く電気代を節約しよう

この記事では、エアコンと扇風機の電気代の違いから、具体的な併用テクニックまでを詳しく解説してきました。

おさらいすると、エアコンと扇風機を併用する最大のメリットは、エアコンの設定温度を少し高めにしても、扇風機の風や空気の循環によって十分な涼しさを得られる点にあります。それぞれの置き方を工夫するだけで、電気代の無駄を大きくカットすることが可能です。

まずは今日から、エアコンの風向きを水平にし、その下に扇風機を上向きに設置してみてください。ほんの少しの工夫で、涼しさと節約を両立した快適な夏を過ごせるはずです。

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